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その後も何度も会う約束をしたけれど、いつも直前で連絡が取れなくなったり、ドタキャンされたりして、最後に会ったのは6月4日。こちらに来て、時間にして4、5時間ほど。地元にあるテーマパークにちょっとだけ行って、もうそれで終わりですね。そこからは、一切会っておらず、連絡をしても、まったく会話にならない状態でした」
出会って4カ月後、りりちゃんは逮捕された
出会いから渡邊被告の逮捕までは4カ月。その間に、渡邊被告には3500万円以上渡したが、直接会ったのは、わずか7回ほどだ。恒松氏が返金を迫るも、《こわい》《死のうかな》などと話をそらし続けた。
恒松氏が最後に渡邊被告にLINEを送ったのは、2023年の8月24日。
《あんまりLINEして責められていると思われても嫌なので…昨日はお昼のLINE 最後にしました けど…いまだに既読にもなりません…留守電に入れるのも疲れました》《連絡がとれないので心配しています。連絡ください》
しかし、このメッセージに既読がつくことはなかった。前日の昼、渡邊被告は宿泊していたカプセルホテルで逮捕されていた。
宇都宮 直子(うつのみや・なおこ)
ノンフィクションライター
1977年千葉県生まれ。多摩美術大学美術学部卒業後、出版社勤務などを経て、フリーランス記者に。「女性セブン」「週刊ポスト」などで事件や芸能スクープを中心に取材を行う。著書に『ホス狂い 歌舞伎町ネバーランドで女たちは今日も踊る』(小学館新書)がある。
ノンフィクションライター
1977年千葉県生まれ。多摩美術大学美術学部卒業後、出版社勤務などを経て、フリーランス記者に。「女性セブン」「週刊ポスト」などで事件や芸能スクープを中心に取材を行う。著書に『ホス狂い 歌舞伎町ネバーランドで女たちは今日も踊る』(小学館新書)がある。
