看護師時代のお局に嫌われていた
——看護師時代もいじめられたそうですね。
レイラ いじめっていうか、他病棟から来たお局の人に嫌われてて。私はとくになにもしてないんですけど、最初からその人には嫌われていました。
——「化粧なんかしてんじゃないわよ!」みたいな。
レイラ わからないんですよね。ほんと、彼女が病棟に来た瞬間から嫌われていたので。きっと来る前から、「こんな新人が」といった噂を聞いていたのかなって。
——どんな噂ですか。
レイラ 「生意気そう」とかですかね。こうやって誰とでもベラベラ話しちゃうから、軽く見られてたのもあったと思います。
——タメ口じゃないのに、タメ口叩いているように思われるとか。
レイラ ですかね。振り返ってみると、彼女は別の病棟にいた時もなじんでなかったです。
——みんなから微妙に距離を置かれるような。
レイラ そこの先輩方も、なぜか引き気味でした。私は働いて2年目で、やっとなじめましたね。
やっぱり働き始めとはいえ、社会人としての意識がまったく足りていなかったんだと思います。ひとつひとつの物事に対しての責任感がないわけではないけど、仕事を覚えるのに必死でまわりをぜんぜん見れていなかったり。気遣いとか、そういうのができてなかったんだと思います。
社会人2年目からはいろんなことに慣れて、仕事ができるようになって、やっと一員として認めてもらえた感じで。だからなじめなかったというか、厳しく教えていただいていたっていうのが正しいのかもしれないですね。
——働いているときも、見た目は気をつけていた?
レイラ ノーメイクでは出ていなかったです。
——“かわいくしているから疎まれる”といったところは。
レイラ いや、それはなかったと思います。シンプルに仕事ができてなかっただけかと。当時の先輩方のことはいまでも好きなので。
