【1位 となりのトトロ(1988年公開 監督:宮﨑駿) 651点】

 田舎に父とともに引っ越してきた姉妹のサツキとメイ。長らく使われていない空き家で、見たこともないお化けを見かけた2人は、ある日、子どもにしか会えないという不思議な生き物・トトロに出会う。

1位 『となりのトトロ』 ©1988 Studio Ghibli

 5位にランクインした『火垂るの墓』と2本立ての同時上映で公開された。宮﨑駿の監督・脚本かつ、スタジオジブリが制作した長編アニメーション映画の中では、最も興行収入が低いが、2位『風の谷のナウシカ』を大きく引き離して「ジブリ映画ベスト」堂々の1位を獲得した。

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「トトロしかない! 何度見ても素晴らしい」(56歳・女性)

「愛知県のジブリパークには『サツキとメイの家』があり、今にも誰かが出てきそうな佇まいに感動しました!」(29歳・女性)

「子どもの頃はサツキやメイの目線で見ていたけど、今は親目線で見てしまう……。トウモロコシを抱えて一生懸命走るメイちゃんが健気でかわいい。サツキを演じた、日髙のり子さんの声もとっても好きです」(30歳・女性)

「田舎の生活に密着した夢のあるストーリーに、なぜか懐かしさを感じる。遠く過ぎ去った私の少年時代の故郷に、つい思いを馳せてしまう」(75歳・男性)

1位 『となりのトトロ』 ©1988 Studio Ghibli

 ジブリ作品の冒頭に必ず現れ、スタジオのアイコンでもあるトトロ。今や国民的人気キャラクターだが、本アンケートでも絶大な支持を集めた。

トトロがどこかにいるんじゃないか

「トトロのTシャツを着ている海外の観光客もよく見ます。今や世界中で愛されているキャラクター。もちろん私も大好きです!」(22歳・女性)

「最もジブリらしいとも言える作品。スタジオジブリのロゴになっているほど、ジブリを象徴する作品で、おそらくは監督もスタジオスタッフも、皆トトロが大好きなのだと思う。それにしても、結局トトロって何者だったのか? ジブリって、ほとんど説明のない謎の存在が、当然のように主役級の活躍をしたりしますよね。その不思議感が、ジブリをジブリたらしめているのかもしれない」(65歳・男性)

1位 『となりのトトロ』 ©1988 Studio Ghibli

「何度観ただろう? 数えきれない。それでも観るたびに心が癒される。この年齢になっても神社などで大きな木を見ると、トトロがいるんじゃないかと思ってしまう」(66歳・女性)

読者が選ぶ印象的なシーン

「メイが『お父さん、お花屋さんね!』って、お父さんがお仕事をしている机の端にお花を並べていくシーンがほっこりして大好きです」(47歳・女性)

 

「『お姉ちゃんのばかぁ〜!』とメイちゃんが泣くシーン。『メイのばか!』というサツキちゃんのセリフも、兄弟姉妹がいる人にとっては“あるある”なんじゃないかな(笑)。今も昔も変わらない光景なんだなと、歳を重ねた今、微笑ましく感じます」(36歳・女性)

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