【3位 天空の城ラピュタ(1986年公開 監督:宮﨑駿)443点

 ある日、空から降ってきた不思議な少女・シータを助けた見習い機械工の少年パズー。シータが身に着けていた浮力を持つ鉱石「飛行石」を手に入れようと、政府機関や海賊たちが迫ってくる。パズーとシータは飛行石をめぐる陰謀に巻き込まれ、やがて、かつて地上を支配したという伝説の島「ラピュタ帝国」にいざなわれてゆく。

3位 『天空の城ラピュタ』 ©1986 Studio Ghibli

 本作の主人公・パズーとヒロインのシータが劇中終盤で唱える破滅の言葉「バルス」は、地上波放送時には必ずSNSで話題に。悪役として登場するムスカも本作の人気キャラクターだ。

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「パズーとシータの2人が様々な困難を乗り越えてラピュタへ到達する冒険ストーリー。観る度にワクワクします。ムスカとシータの特殊な本名も、未だにそらで言えるほどです。

 言葉1つ、呪文1つに、『え? それでどうなっちゃうの?』とのめり込みます。極め付きは、誰も思いつかないような場所にあるラピュタ城。そのおかげでいまだに気象予報の天気図の低気圧マークを見るとラピュタを思い出してしまいます(笑)」(53歳・男性)

ドーラは理想の上司

「王道の少年少女の冒険譚。その礎にして最高傑作だから」(41歳・女性)

「『もののけ姫』とどちらにするか悩んだ。ただやっぱり何度見てもワクワクして冒険心をかきたてられるこの作品を挙げたい。最初から最後まで展開はもちろんセリフまで全部覚えているくらい観たが、飽きることがない。

 特にドーラは作中で一番好きなキャラだ。あの年齢で行動力の化身。それでいてリーダーとしての高い素質、頭の回転や判断力の良さ。今でも私の理想の上司ナンバーワン」(44歳・女性)

3位 『天空の城ラピュタ』 ©1986 Studio Ghibli

「最近になってドーラ婆さんのカッコ良さに気がつきました……。ジブリはカッコいい女性が多いですが、特にカッコいいし、なんだかんだで優しい。全体のアクションがかなり見応えがあって好きです」(41歳・女性)

「教育実習をしていた時、最終日に生徒たちが『君をのせて』をクラス全員で歌ってくれました。音楽はもちろん、ラピュタの世界観はすべて最高です」(56歳・女性)

〈読者が選ぶ印象的なシーン〉

「ムスカは愛すべき悪役。『3分間待ってやる』は今でも話題に。感動とコメディのバランスが絶妙」(26歳・女性)