「うんこは、不朽のコンテンツ」「誰でも簡単にキレイなうんこを作ることを最優先に考えました」
「ガンプラ」などを手掛けるBANDAI SPIRITSが7月、「うんこ」をテーマにした商品シリーズ「ウンコスルデイズ」を発売した。ただの悪ふざけではなく、紙粘土と同社が得意とするプラモデルをかけ合わせた「クレイモデルキット」という新たな規格を用いた商品群であり、かなり気合いが入っていることがうかがえる。
企画を立ち上げたのは「SD ガンダム クロスシルエット」や「SDガンダムワールドHEROES」を担当し、同社の“王道”ともいえるガンプラ畑にいながら、常に新規案件に向き合ってきたホビークリエイション部の安部豊氏だ。
「もともと、うんこアンチだった」と自身について話す安部氏が本気で取り組んで生まれたウンコスルデイズとは、いったいどんな商品なのか。(全2回の1回目/続きを読む)
「格闘家うんこ」「アイドルうんち」とにかくポップに、うんこを作る
ウンコスルデイズは、まず紙粘土を「ウンコ型」に入れて固め、できあがったうんこに手足などのプラ製パーツを挿し、「格闘家うんこ」「サイバー戦士うんこ」「アイドルうんち」「サラリーマンうんこ」など様々な“うんこキャラクター”を作る商品だ。
対象年齢は6歳以上で、安部氏によると発売以降に開催している体験会は、毎回大盛況。SNSには子どもだけでなく大人までがこれまでにない“うんこプラモ”に熱狂する様子がアップされている。
完成したキャラたちのインパクトは抜群で、汚さや嫌悪感よりもポップな印象を強く受ける。
「最初はもっと潰れた形だったんですが、どこか“昭和っぽいな”と感じて、少し縦長にしてかわいらしさを感じる見た目にしました。また、螺線状にせず3段に重ねることで、よりファンシー感を出しています」

