それを掲載したブログが、冒頭で紹介したものだ。でも、この時はまだヌルいデブ、「ヌルデブ」だった。姉さんのイメージする理想のデブには、程遠かった。

 雑誌やテレビに出ていたタレントが消息を絶ったかと思いきや突然再浮上し、独自の退所報告をしたかと思えば、“近況”として付記したブクブクと太って気持ち悪い笑みを浮かべた醜悪な写真は世間を震撼させ、大きな話題になった。

©山元茂樹/文藝春秋

2009年11月某日 キャラ変の真相

 2009年11月6日発売の写真週刊誌『フライデー』(講談社)でも「バンビだった小阪由佳『激太り→引退宣言』の真相−ブログで突然オノロケ話」としてその姿がとりあげられるほどに露出は成功した。「ホラ、私の言ったとおりにすればいっぱい取り上げてもらえたじゃん」と姉さんはドヤ顔で、世間からもっともっとかまってもらうために、ブログでフライデーの記事に即レスした。

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〈みたみた?  フライデイ

 まず言わせてもらうけど

 デブじゃねーし……

 てか パンピーでもねーし……

 ゆかさん 一応 トップアイドルなんだけど!

 私が引退してから売れてるアイドル出てこないでしょ???

 まったく。。。

 スイマセーン 本音ポロリしちゃいましたー(笑) キャハッ

 てゆうううか 由佳さんの写真めちゃカワユスでしょ?

 フライデイの記者 センスなさすぎー

 このミスマガの体をぉぉおぉおお

 どこからどう見たら

「激太り」

 なんて言葉が出てくるの⁉

 もう 失礼しちゃうわっ プンッ

 ダーリンは毎日欠かさず

「由佳は全部 かわいいよ」

 って言ってくれるもーん〉

 あくまでも姉さんは私が“ナチュラルに、自分の意志で”現在こうなっているんだ、という見え方にこだわった。だから「激太り」報道にも反論してみせたのだ。「まだ足りない、もっと先を目指さなきゃ」という姉さんから私が“先”として示されたのは「さらに10kg増」だった。

次の記事に続く 毎日バターカツカレーを吐きながら食べ、ストレスで掻きむしりも…元グラドル・小阪由佳(40)が「注目を集めるため」させられた“地獄の10kg増量生活”

その他の写真はこちらよりぜひご覧ください。