デザインで気をつけたいのは、半そで&短パンや襟ぐりが大きく開いたもの、フードつきのものは避けたほうがベター、という点です。露出度の低いパジャマを着ることで、首と手首、足首をいつでも冷やさないようにしておきたいのと、フードが首を圧迫して不自然な寝姿勢になるのを防ぐためです。
「寝るだけなのだから、着るものなんてなんでもいい」と考えているなら、それはとてももったいないこと。「何を着て眠るのか」は、明日のあなたのからだや心の状態を左右します。
「ただ横になっている無の7時間」よりも、「今日のダメージをなかったことにして、明日の元気ときれいをチャージする7時間」にしたほうが、時間の有効活用だと思いませんか?
パジャマはあなたを美しく健康にするとっておきのアイテム。大切な自分への投資だと思って、お気に入りの1枚を選んでみましょう。
熟睡できる寝室づくりの「温度」と「湿度」
朝までぐっすり眠れる人と、浅い眠りになってしまう人――同じ時間ベッドにいても、睡眠の質に差がついてしまうのはなぜでしょう?
その理由のひとつは、「寝室」の環境にあります。毎晩、熟睡できている人は、寝室を「心からリラックスして眠る場所」にするために、居心地のいい空間づくりにこだわっています。ひとり暮らしの人も、家族と暮らしている人も簡単に実践できる、寝室づくりのポイントをご紹介します。
・温度
熟睡しやすい寝室の温度は、1年を通して16~27℃といわれています。また、寝室の温度とは別に、からだと寝具の間にできる空間の環境を「寝床内気候」といいます。この寝床内気候にもよく眠るための適切な温度があり、1年を通じて33℃前後です。
夏や冬はエアコンを上手に活用し、暑すぎず寒すぎない寝室温度管理を心がけること。
冷たい空気は下に、あたたかい空気は上にたまりやすいので、空気の循環をうながすためにサーキュレーターを使うのもいいでしょう。
・湿度
温度と同様、湿度にも快適に眠るための目安となるものがあり、寝室は55%前後、寝床内気候は50%前後といわれています。