オトナ向けのお店も目立つ
西口駅前からまっすぐ西に延びる駅前通りはそのまま商店街になっているし、この道を軸として北はぶぎん通り、南はみゆき通りの商店街だ。
ラーメン店や居酒屋に加え、スナックやガールズバーなど、オトナ向けのお店も目立つ。
こうした駅前繁華街の特徴は線路を跨いだ東口も変わらない。ほどよく猥雑さの入り混じる賑やかさを持つ、蕨駅前なのだ。
ただ、繁華街になっているのは駅の周りの比較的狭い範囲に限られている。駅前から5分も歩けば、賑やかさは消え失せて静けさの勝つ住宅街だ。
駅に近いところはスーパーやマンションもあるが、駅から離れるにつれて一戸建ての住宅中心のエリアになってゆく。まるで駅前の歓楽ゾーンがウソのような静けさだ。
実は“日本一せまい”まち
住宅地の中には、小さなせせらぎまで流れている。要害通りというなかなかおっかない通り名とは裏腹に、静かな住宅地の中を流れる小川。
要害通りの名の由来は、戦国時代にあった蕨城の守りの地だったからなのだとか。
蕨市の人口は、約7万7000人。市の人口としてはそれほど多くはない。一方で蕨市は面積がわずか5.11km²。全国の市の中ではいちばん狭い。そんな狭いところに7万人以上が住んでいるので、人口密度も市町村の中ではいちばん高いという。
東京からも、浦和や大宮からも近くて交通の便に恵まれ、駅前には硬軟取り混ぜた繁華街。人口密度の高さに何の疑問もない、蕨駅周辺である。
そんな町の狭さと人口の多さが、成人式を生み出したのだろうか。





