“あざを隠さずに生きる人”との出会い
――今は白斑(肌の一部が白くなる疾患)のモデルの方が世界的な活躍をするなど、時代の変化もありますが、どんな風に感じていますか。
あざみ そのままでいるのもいいし、隠したい人は隠せばいい。そうやって自由に選べる社会になってきたのはいいことだと思います。
私自身、あざを出している人を見て「えっ」とは思ったことはなくて、それはそれで羨ましくて。でも、自分の場合は隠さず綺麗にメイクするスキルがないというか、そういう脳がなかった(笑)。
――あざを隠していない人を羨ましいと思われることもあるんですね。
あざみ さっき話したあざを隠していない知り合いの人は、あざを含めてキャラクターそのものが可愛い人だったので、こういう生き方もあったんだな、と。
これからその人も治療を始めるそうなんですけど、逆に「あ、治療するんだ」と意外に思ったぐらいでした。
レーザーで消えゆくあざへの思い
――年齢や治療を重ねる中で、あざに対する思いが変わったところはありますか。
あざみ それはありますね。歳をとって対処の仕方もわかってきたし、ハートも強くなりましたし。
あと、あざ隠しメイクや治療の経過をSNSで発信を始めてから、本当にたくさん励ましのコメントや、「私も治療します」みたいな声をもらうようになって。人の役に立ててることが嬉しいし、もはや消えゆくあざがちょっと寂しいくらいになってます(笑)。
――あざが自分のアイデンティティになっているというか。
あざみ あざがなくなっちゃったら発信することもなくなっちゃうんじゃないか、みたいな(笑)。でも、友だちにそのことを話したら、「悩んでメイクして治療してって、その過程を知ってる人の言葉だからいいんじゃない」って言ってくれて。それで、あ、なくしたっていいんだよね、と改めて思うことができました。
同じように悩んでいる人に私の発信が届けば自分の経験が役に立つし、それこそ、自分にしかできないことかなって。今後もすっぴんもさらしながら頑張ります(笑)。
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