10億人のユーザーを持つSNS『テレグラム』のCEO、パヴェル・ドゥロフは171億ドル(約2兆6810億円)の資産を有する大富豪だ。加えて鍛え抜いた鋼のような身体を持ち、半裸の肉体美をインスタグラムにポストすることでも知られる。

 そのドゥロフが今、「世界12カ国に100人以上の子供がいる」として話題になっている。現在41歳のドゥロフは自身の「高品質な精子」を「市民の務め」として、過去15年間にわたって妊娠を望む人々に提供してきたのだ。(全3回の1回目/続きを読む)

匿名性の高いメッセージアプリ「テレグラム」創業者のパヴェル・ドゥロフ。現在41歳(パヴェル・ドゥロフのインスタグラムより)

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財力と肉体美を兼ね備えた“ロシアのザッカーバーグ”

 ドゥロフは1984年にロシアで生まれている。2006年にロシア版Facebook『VKontakte(VK)』を立ち上げたことから当初は“ロシアのザッカーバーグ*”と呼ばれた。VKに対するロシア当局からの干渉が強まったことからドゥロフは2013年に新たなSNS、テレグラムを開発した。
*マーク・ザッカーバーグ=Faebookの創業者

 テレグラムに対しても当局の干渉が始まり、ドゥロフは2017年にテレグラムの本社をロシアからドバイ(アラブ首長国連邦)に移し、自身もロシアを出てドバイに居を構えた。

 ウォール・ストリート・ジャーナルは、翌2018年にフランスのマクロン大統領がテレグラム本社をパリに移すようドゥロフに要請したと伝えているが、これは実現していない。しかしドゥロフは2021年にアラブ首長国連邦に加えてフランスの市民権も取得している。後にカリブ海にあるセントキッツ・ネイビス連邦の市民権も得ており、ドゥロフは祖国ロシアとは緊張関係にあるものの、ドバイをベースに世界中を自家用ジェット機で飛び回り、各国の首相や大統領とも謁見するライフスタイルを手に入れた。

インスタグラムには筋骨隆々の写真を多数投稿(パヴェル・ドゥロフのインスタグラムより)

 その一方、ドゥロフは徹底的な禁欲生活を貫いており、ベジタリアンであり、アルコールやドラッグは言うまでもなく、コーヒーなどカフェインも一切絶っている。多忙を極めるSNS/IT企業のCEOだが睡眠時間を十分に確保し、かつ激しいエクササイズによって身体を鍛え上げている。