今年もプロ野球12球団は、2月1日に春季キャンプを開始し、2026年シーズンの開幕に向けて本格的に動き始めた。昨季も球界は世の中にさまざまな話題を振りまいたが、その一つに埼玉西武ライオンズが発売し、たちまち人気アイテムとなった「ビッグチェーンネックレス」(3900円)が挙げられる。
言ってしまえば、ただただ派手なだけのネックレス。しかも価格はそれなりに高額で、ファンから「いつどこで誰が使うのか」と声も上がったアイテムにもかかわらず、一際目立つその外観で注目を集め、SNSで「クソデカネックレス」と愛称が付けられると人気が拡大。
選手がパフォーマンスで使用したことで人気はさらに加速し、球団が発売したグッズとしては過去一番と言っていいほどのヒット商品になったという。ネックレスの開発を担当した中村作さんに、開発秘話やブームの裏側を明かしてもらった。
クソデカネックレスの「意外なルーツ」とは?
アパレルブランドでの商品企画を経て西武ライオンズに入社し、今年で6年目の中村さん。通常、売れ行きが伸びやすい商品といえばタオルやユニフォーム、応援時に振るミニフラッグなどが該当する中で“珍グッズ”が見せた空前の大ヒットを感慨深げにこう振り返る。
「日頃からタオルやミニフラッグに次ぐ人気アイテムをいつか作りたいと思っていたので、多くの方に身につけていただけたことが本当に嬉しいですし、オリジナリティ溢れる名前を付けて、広めてくださったファンの皆さんには感謝しています」
球場の応援風景を一変させ、多くの人がジャラジャラとぶら下げることとなったネックレスの開発を思い立ったのは、2024年10月頃のこと。中村さんがロサンゼルス・ドジャースの出場するMLBのプレーオフを何気なく見ていたときだった。
