山口 自分たちなりのベストは出たけど、俺らどうなっちゃうんだろうなっていうね。

零士 真空ジェシカに追い出される形で敗退して、これで『M-1』終わりなんだ、とは思ったけど、でもいい終わりだったなって。芸人人生で『M-1』ラストイヤーのこれはもはや勝ち逃げじゃない? みたいな。今も朝起きたとき嬉しいですし。

山口 まあ、あれ(『M-1』ののぼり)があるからね。

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部屋の目立つところに置かれた「カナメストーン」ののぼり ©細田忠/文藝春秋

零士 毎朝目に入るからね。

M-1決勝直後の生配信、スパチャで100万送られてきたが……

――『M-1』の決勝に出て変わったことは沢山あると思うんですが、一番大きい変化は何でしたか?

零士 数字ですごい分かりやすかったのは、『M-1』決勝後1発目のYouTube生配信ですね。今までは200人ぐらいが見に来てくれていて、それでもすごいなと思ってたんですけど、『M-1』のあとだし、1000人ぐらいは来てくれるのかなって準備してたんですよ。

 それで始めたら、あっという間に1000人超えて、気付いたら10000人になってて。スパチャもOKにしてたんですけど、全然追いつけなくて。

山口 トータルで7万ぐらいだったよね。

零士 いや……1回の配信で100万。やばいですよね。2人ともわけわかんない状態になっちゃって。

山口 コメントが来てるのに読めないから、ちょっと厳しいぞと。

零士 スパチャをいただけることはありがたいし、お祝いとして受け取らせていただいたんですが、生配信終わったあとに、スタッフと一緒に次回からスパチャはなしにしましょうって決めたんです。

©細田忠/文藝春秋

 生配信は楽しくやりたいし、スパチャがいざこざの原因になってしまったら嫌なので。でもそこで、『M-1』ってすごいんだなというのを一気に感じ取ることができましたね。テレビとかラジオとかに呼んでもらうことも増えたんですけど。

山口 そういう仕事だと、ここまで直のお客さんの反応は分かんないんだよね。今までのYouTubeの生配信とかは楽しく歌ったり踊ったりしてるだけだったので、やばいやばいってなって。

零士 スタッフもこんなつもりじゃなかったって言ってて、みんなで動揺しちゃって。そういうところではめっちゃ変化を感じましたね。もし応援の形としてスパチャを送りたいって思ってくれている人がいたら、僕らがあげてる動画を見てくれるのが一番嬉しいですね。