「相方、死んだじゃ~ん!」
竹内 そうなんですよね。もちろん皆さんの優しさだっていうのは、わかってるんです。わかってるんですけど、どうにも居心地が悪いというか。
そのときに、舞台でやる演劇の仕事が入ってたんですよ。下北沢に「しもきた空間リバティ」っていうお笑いの劇場があったじゃないですか。雑居ビルの4階に。その同じビルの地下1階に「Geki地下リバティ」っていう芝居用の劇場もあって、そこでやってて。
あそこの5階だったかな? ビル全体の共用の喫煙所があったんです。そこに入ったらその日のお笑いライブの出演者が、たまたま同期ぐらいの芸人ばっかりで、顔見知りがブワーッとたまってたんですよ。
もうお互いに驚いて。みんなで「久しぶりー!」みたいな感じでワイワイしてたら「Hi-Hi」の上田さんが、ひときわテンション高く「おーっ! 久しぶりぃ! 元気してる? 相方、死んだじゃ~ん!」って。
――あっはっはっは!
竹内 「いや元気なわけねえだろ!」って、気づいたら笑顔でそうツッコんでて。
――上田くん、デリカシーないからなあ(笑)。すごく優しいけど。
竹内 いや、本当にそうなんです。「上田さんに救われたー!」って、心底思いましたもん。どこの現場に行っても腫れ物みたいになってるときでしたから。こっちも普通にすれば良かったんでしょうけど、普通にしてるのが難しくて。素直に落ち込むのも暗くするし、明るく振る舞うのもどうなのかなって迷ってるときに、その上田さんのひと言ですからね。「元気なわけねえだろ!」って、自然体で言ってる自分がいて、周りの芸人も「失礼すぎるわ!」「そんな触れ方ねえだろ!」って総ツッコミで。あのときの上田さんとあの空間には本当に救われました。
――やっくんが亡くなったっていうのは、どこで聞いたの?