広里 厚揚げの炊いたのや、大根の炊いたのとか、煮しめ系がお好きのようでした。しじみ汁も美味しい美味しいといって飲み干してくれていましたね。あかりちゃんは「あれが美味しかった」みたいな感想をズバッと言ってくださる方。いつも元気で、本当によく食べてくださって、こちらのほうが元気づけられてしまうほどでした。
――以前のインタビューで、朝ドラのヒロインにはとにかく健康で、約1年間の撮影を無事乗り切ってほしいと願いながら、なるべく美味しくて身体にいいものを作るようにしているとおっしゃっていました。今回も「髙石あかり強化メニュー」みたいなものがあったのでしょうか。
広里 このドラマは食事をしながらしゃべるシーンがとにかく多くて、とくに主人公のトキちゃんは台詞も多いので、できるだけ箸でつまみやすいもの、食べやすいものを出していました。トキちゃんがヘブンさんと結婚してから、「何が嬉しいって、足袋を履けるようになったこと!」とあかりちゃんが言うぐらい、それまではずっと裸足で寒そうだったんですよね。なので、なるべく身体を温めるように、生姜を入れたり、根菜を多めに使うように心がけていました。あとはやっぱり、おいしいしじみ汁ですね。
料理を用意しているとキャストが次々に「つまみ食い」に
――そのほか、キャストの皆さんとの思い出に残るエピソードはありますか?
広里 トミーさんはお肉が大好きなので、やっぱりお肉を出したときは喜ばれていましたね。『日本滞在記』完成記念のパーティーが行われたときの洋食でステーキを出したときは、みなさんテンションが上がっていました。吉沢亮さんや岡部たかしさんが「おぉっ!」「肉だ!」と歓声を上げていました(笑)。お二人や池脇千鶴さんにとっては『ばけばけ』で初めて出てきた牛肉のお料理だったので。
お肉の日以外でも、その日出す料理を準備していると、岡部さんがよくつまみ食いをしにきてくれました(笑)。
――イメージ通りというか(笑)。
広里 「今日は何が出るんかな?」なんて楽しみにしてくださって、厨房を覗きにきて。ありがたいことです。そんなところも、BKの良さなのかなと思います。スタジオがそんなに大きくないので、常に「みんな一緒に」という感覚が現場にあるんですね。それに応じて、料理でもできるだけ温かい雰囲気を出したいと考えています。




