現役のアメリカ陸軍少佐であり、ハンドガンやライフルの実演動画を日本語でYouTubeに投稿しているジェレミーさん(38)。「実銃 VS. 車のドア!」「世界最強50口径VS防弾プレート」などの動画は50万回以上再生され、チャンネル登録者数は8万人に達している。

 ユーモアな口調でトークを繰り広げる彼は20年続いたアフガニスタン戦争の帰還兵でもある。アメリカ陸軍での働き方と日本語でYouTubeの活動をする理由について聞いた。

ジェレミーさんと妻

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子どもが生まれて戦地に行くのが怖くなった

――アフガニスタンから戻った後は軍でどういう仕事をしていたんですか。

ジェレミー 2年くらいは歩兵の仕事をしていたんですけど、階級が上がって戦地の任務に行けなくなったんです。作戦を組み立てたり、責任者になるので、それが嫌だなと思って。それなら全く違う仕事をしようと思って、異動をお願いして、現在の情報科に移りました。データを分析するような仕事です。歩兵の仕事をしていたのは4年間だけでしたね。

――帰国した後も戦地に行こうと思っていたんですね。

ジェレミー 戦地に志願することもありました。でも、それも子どもが産まれるまでです。30歳前に子どもが産まれてからは命を失うのが怖くなりました。「この子を育てるのが優先」という考え方になって、すごく父親的な性格になりましたね。

――軍隊を辞めようと思ったことはありませんか。

ジェレミー 何回もありますよ。結婚したり、子どもができた時に「潮時かな」と思ったし、気が合わない同僚や嫌いな上司と働いている時も思います。ただ、その逆もあります。仲間に恵まれてる時は楽しいんですよね。日本で働く人たちと同じ感覚だと思います。