「少佐がこんなふざけたことやっていいのかよ」というコメントも

――YouTubeはなぜ始めたんですか。

ジェレミー 人を笑わせるのが好きなんですよ。銃のことも好きだし、軍人だから詳しい。コミカルに銃を紹介するYouTubeを見ていたんですけど、急にピンときたんですよ。「日本語でやったらおもしろいんじゃないかな」って。それが2019年の時です。

 

 ただ、当時は中東で仕事をしていたので、すぐにはできませんでした。その後もヨーロッパに赴任することになって。ヨーロッパは銃規制が厳しいので、解説する銃を手に入れられないんですよ。3年間経ってアメリカに戻ってきたので、トライしてみることにしました。お笑いが好きな性格なので、楽しくふざけながら動画を撮っています。

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――日本では公務員の副業が禁止されていますが、アメリカはどうなのでしょう。

ジェレミー YouTubeの動画の冒頭に寸劇を入れるので「少佐がこんなふざけたことやっていいのかよ」とコメントをもらうんですよ。でも、全然大丈夫。もちろん機密情報を漏らしてはいけないというルールはありますよ。ただ、アメリカでは憲法で言論の自由を制限することが禁止されています。逆に「やったらダメ」と言えないんです。

YouTubeは「僕ができる唯一のアート」

――始めてすぐに反響はありましたか。

ジェレミー 動画の投稿を始めてすぐにたくさんの方が見てくれて。「おもしろい」とコメントしてくれたのでびっくりしました。 

 YouTubeの活動は僕ができる唯一のアートなんですよね。楽器も弾けないし、絵も下手くそなんですけど、おもしろい動画は撮れます。なにかを作ることは楽しいですよね。

 

――退役も迫っていますが、今後やりたいことはありますか。  

ジェレミー やりたくないのは軍や情報関係の仕事です。考えることもめんどくさいことも多いんですよね。ずっと命令を聞く仕事をしてきたので、誰かのために働くサラリーマンも避けたい。

 もしやるとしたら自分の事業を立ち上げたいです。自分がボスになって自由に働きたい。農家や牧場、中古車ショップのオーナー……。やりたいことはたくさんあります。そういうことができる人生は楽しいと思いますよ。

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