今度は15mmの巨石が育っていた

4年前の危機を乗り越えたものの、2年前の11月、CT検査で左腎臓に15mmの結石が見つかりました。過去最大だった7mmの、体積にして数倍という巨大なものです。

「なぜこれほど大きな石が、またできたのか。体質なのだろうか?」

当時は驚きと疑問が入り交じっていました。しかし、痛みも自覚症状もなかったため、医師からの「今すぐ摘出しなければならないわけではありません」という言葉を、都合よく「急ぐ話ではない」と受け止めてしまいました。

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腎臓にある間は痛みがない。だから、ついつい後回しにしてしまう。しかし、その間も石は静かに、私の体内で成長を続けていました。昨年夏以降、私は原因不明の血尿や腰の重み、常に抜けない倦怠感、動悸や息切れに悩まされるようになりました。当時の私はそれを「年齢のせいだろう」「仕事の疲れだ」と自分に言い聞かせ、放置していました。

しかし、手術前の検査で原因ははっきりしました。

15mmの巨大石が腎臓から尿管に落ち、尿の流れを阻害していたのです。尿管の太さは2~5mm。15mmの石が自然に排出されるはずもありません。数カ月間、その場所に留まっていた石が、私の体調を内側から蝕んでいたのです。

「痛くなってからでは遅い」

私はようやくそう理解し、手術を受ける決意を固めたのでした。

「体にいい習慣」という“真犯人”がいた

手術は成功しました。しかし、冒頭でお話しした通り、わずか30日後に石灰化した石の芽が発見されました。なぜ、尿酸値を完璧にコントロールしていた私の体内に、新しい石が誕生したのか。主治医が示した「成分分析」の結果は、私のこれまでの常識を根底から覆すものでした。

「摘出した15mmの石の成分を分析しました。尿酸が66%、シュウ酸が34%です。尿酸の部分は、薬を飲み始める前にできていたものでしょう」

さらに、術後のCTで見つかった1.6mmの石灰化についても、医師はこう補足しました。