「日本も捨てたもんじゃない!」朝5時の新聞配達で『VITAMIN』オリコン5位の衝撃
樋口 電気のオールナイトニッポンの放送当時、卓球さんはイビサ島のクラブのカルチャーに大きなショックを受けて帰ってきて、そこから新しいアルバム『VITAMIN』が生まれたんですよね。その頃のオールナイトニッポンで、「いま俺たちは次のアルバムを作っているけど、レコード会社から『こんな歌詞のない難しい曲が売れるわけない』と言われている。そのアルバムの曲を、今からかけるから聞いてくれ」と言ってかけたのが、あの『Popcorn(ポップコーン)』だったんですよ。
僕にとって『Popcorn』はテレビゲームの『ペンゴ』のBGMで、「あの曲がメチャクチャかっこよくなってる!」と驚きながら聞いていました。曲が明けたところで瀧さんが「これのどこが難しいんじゃー!」って言い放ったのも覚えてます(笑)。
その『VITAMIN』は僕も発売日に買いました。聞いてみると、1曲目の『Happy Birthday』から「これ、もう前のアルバム聴けないわ」と思うくらい進化してて、大革命が起こったと思いましたね。それで「これ、オリコン何位に入るんだろう?」ってワクワクして、実際にランキングを確認したときの光景も覚えてるんです。
当時、僕の家で取っていたスポーツニッポンでは、月曜の朝刊の芸能欄でオリコンのランキングが発表されていました。それが朝5時に配達されるんですけど、新聞が届いたガタン!という音を聞いてすぐ取りに行き、バーッと紙面を広げたんです。そしたら『VITAMIN』が5位に入ってるじゃないですか! 朝5時に、まるで自分が成し遂げたことかのように拳を振り上げて「やったー!」と喜びましたよ。当時まだ21歳とかの学生でしたけど、「日本も捨てたもんじゃないな」って思いましたもん!
