最新型こそが最高。電気グルーヴが「小椋佳スタイル」でクラフトワークを歌う夜
樋口 しかも電気って、今の時代もずっと尖り続けているんですよ。僕も電気大好きのママ友に連れられて最近もライブに行きましたが、本当に驚いたのは“懐メロショー”にならないこと。いま話していた『VITAMIN』とか『A』(1997年)中心の構成ではなく、ちゃんと最新型の電気グルーヴを見せてくれるんです。つい最近の行けなかったライブのセトリを見たら、アンコールの最後にクラフトワークのカバーをやってたりして、「すげえ選曲だな」と思いました。
椎名 しかもアコースティックギター1本の弾き語りですからね。ギタリストは別にいるんだけど、2人並んで小椋佳みたいな感じで座って。
樋口 『シクラメンのかほり』みたいなね(笑)。
椎名 そうそうそう(笑)。『電気ビリビリ』(1991年)とかはもう20年やってません。
樋口 もう卓球さんの中でモードが違うんでしょうね。
椎名 でしょうね。でも、たまに最近のセトリに『B.B.E.』(1991年)が入ってたりすると、僕とかはちょっと嬉しくなるんですよ。あの歌詞の狂いっぷりは、電気のなかでもある種の到達点かなと思います。
樋口 そういうライブも含めて、電気って今でもカッコいい存在であり続けていますよね。椎名さんにとってもずっとカッコいい先輩で、ずっと先を行ってくれている兄ちゃんたちだろうなと思うんです。
椎名 僕にとっては、カッコいい先輩というかおっかない先輩なんですけどね(笑)。
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樋口 あと最後に一つ、電気のオールナイトニッポンのヘビーリスナーとしてお聞きしたいんですけど、ハガキを読まれた人に贈られる「春の歩み」って何だったんですか?
椎名 あれはねぇ、『仮面ライダーアマゾン』の十面鬼っていたじゃん?
樋口 覚えてます! 人間10人の顔が埋まってる怪人ですよね。子供心に怖かったです。
椎名 あれを天久さん(天久聖一)がイラストにしたシールです(笑)。人の顔の部分には有名人の顔が埋め込まれてて。
樋口 えー! 欲しい!
椎名 「春の歩み」って名前も俺が付けた気がするなぁ。
樋口 そうだったんですね。その「春の歩み」の元ネタが、「ジェームス三木さんがつけていた自分がセックスした女性の記録表の名前」だと知ったときは本当にビックリしました(笑)。電気いちいち最高!
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