インスタで“引退宣言”

「ヘーイ! スケートを引退することをお知らせします(スマイルの絵文字x2)5歳でスケートを始めてから、氷の上で過ごした時間は約11年。本当に信じられないくらい濃密な11年間だった。良いことも悪いこともたくさんあったけれど、まあ、そういうものよね。たくさんの友だちができたし、一生の宝物になるような、本当にたっっっくさんの素敵な思い出ができた。正直なところ、これほど多くのことを成し遂げられるなんて、自分でも夢にも思っていなかった(LMAOO)」

「これからは次の人生へと歩みを進めていこうと思ってる。これからは空いた時間のほとんどを家族や友だちと一緒に過ごすつもり。あと、勉強もしっかり頑張ろうと思ってます(ykwim)」(※投稿は現在削除済み)

 大文字をほとんど使わず、「LMAOO(LAUGHING MY ASS OFF) 」(=「爆笑」)、「ykwim(You Know What I Mean)」(=「言いたいこと、分かるでしょ」)などネット用の短縮語を多用した、ごく普通の16歳のカジュアルな文体だった。しかし、この宣言はアリサ本人よりも娘のスケートに精魂を注いできたと言える父親アーサーにも、コーチにも内緒の、文字通りの爆弾宣言だった。

 弱冠16歳のアリサが独りで引退を決意し、こうした方法で発表したのには理由があったことを、 後にアリサ、父親、コーチがそれぞれ語っている。アリサ本人はスケートのみで過ごした11年間にわたる子供時代を「アブノーマル」と言い、頭角を現す程に周囲の期待とコントロールが強まり、息苦しくなったことを語っている。また、アリサの人生をスケートのみを軸に構築してきた父親への強い反発もあった。(つづく)

次の記事に続く 「両親は中国人なのに、私はそう見えない」8歳で知った“出生の真実”…世界が注目するアリサ・リュウ(20)の濃密な人生

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