パン類だけでなく、比較的しっかりめのフードも充実している。のだが、母体は同じながらナポリタン1つとってもベローチェの方が太麺仕様で100円程度安いなど、細かい部分がバラバラなのが面白い。
その他、クリエは種類も豊富で濃厚なスムージーを取りそろえていたり、ベローチェにはソフトクリームを乗せたボリューム多めのコーヒーゼリーがあったりと特徴的な商品があるのもポイント。
こういったフード単価向上のために、マクドナルド・モスなどを経て、C-Unitedの社長に就任した友成勇樹氏がメニューを見直した結果、各ブランドとも赤字を脱して利益を出せるようになった。要は冒頭で触れたような「コーヒー以外」でしっかりと強みを有しているのが、C-United連合軍のブランドに共通する特徴なのだ。
同じく「フード」に強みを持つコメダに勝てるのか
C-Unitedのブランドに共通して言えることは、フードを中心にコーヒー以外の商品が充実していること。しかし、それだけではデカ盛りなどでフードが人気のコメダに勝てないのでは、と思う人もいるかもしれない。
しかし、コメダは昨今の値上げ前からフードがそれなりの高価格であり、今やスパゲッティで1000円前後、「まんぷくプレート」だと1500円にも届いてしまう。これに500~700円あたりのドリンクをプラスすると、1食で2000円を超えかねない価格帯になってしまい、気軽には注文できない。
一方で、珈琲館・ベローチェ・クリエは、レジ横のサンドイッチ・お菓子とドリンクなら600~700円台、しっかりフードとコーヒーを合わせても1000円程度で済む。
「買収大好き」なコロワイドに不安あり?
まとめると、C-Unitedの各ブランドは、フードメニューにさほど力を入れていないドトール・スタバに「しっかり調理したフードメニュー」で、コメダには「コーヒー・フードの価格」で、対抗できる力を持ち得るのだ。この点にコロワイドは目を付けたのであろう。
と、ここまでC-Unitedの有するポテンシャルを中心に見てきたが、気になるのはコロワイドがいかにこのポテンシャルを生かせるのか、という点につきる。
これまでコロワイドは多くのチェーンを買収によって傘下に入れてきたが、かつて回転寿司業界の王者だった「かっぱ寿司」は、失った勢いを取り戻せず。好調な競合と比較してここ数年は伸び悩んでいる。2025年度に至っては、既存店の客数が前年比9割ほど、売上も前年割れと寂しい数字となっている。
果たして優勝劣敗が進むカフェ業界でコロワイドはC-Unitedの強みをキープできるのか。続く記事では、今後予想される「新業態」などを考察していく。
記事内で紹介できなかった写真が多数ございます。こちらよりぜひご覧ください。


