「お見合い50回されたとか」「人生楽しんでいこうかなって思います」

――どういうところがお嫌なんでしょうかね。

村田 やっぱり重たいんじゃないですかね。生まれたときから長女で、僕が言うのもなんですけれども、すごく封建的な世界だと思います。外から来た人間から見ると、長女やからとか、跡継ぎやからとか。

笠原 そういうのがすごい残ってるよね。この令和の時代に。

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村田 そうなんですよ、江戸時代みたいだなって思うときもあるんですよ。敷地内にいる神様に毎日手を合わせて、毎回7カ所まわって。そういう環境で生まれたときから育ってきて、だいたい高校生、大学生くらいになってくると、もう嫌ってなるんだと思うんです。男女とも。

笠原 紫帆さんがお見合い50回されたとか、大変でしたよね。でもよかったよね、知晴さんみたいな中身もすばらしいイケメンとご結婚されて。最高じゃないですか。

村田 いやいやいや、どうかなあ。不思議なんですけどねえ。何が起こるかわからないですね、人生は。面白いな、楽しんでいこうかなって思います。

 

日本料理がもっと発展していけるような枠組みをつくっていきたい

笠原 本当にそう思いますよ。最後は楽しんだもん勝ちだと思います。知晴さんは、なにかこれからやりたいことってあるんですか?

村田 いろんな仲間が増えてきている時期なので、なにか日本料理がもっともっと発展していけるような枠組みを一緒につくっていきたいと思っています。具体性がなくて申し訳ないんですけど、たとえば海外のシェフとコラボしたり、あとはもっとこぢんまり、僕らくらいの世代の人間が日本料理界、肩組みあってタッグ組んでけっこうがんばってやってるよっていうのを、みんなに知ってもらえるような活動をしていきたいなと。その活動が広がっていけば、日本料理だけじゃなくて、フレンチの同世代のシェフ、パティシエ、中華料理のみなさんまで、料理人全体の世代のネットワークみたいなのをつくって、ちょっとみんなで盛り上げていこうぜっていうのを、やれたらいいなと思っています。

笠原 いいですね、僕も参加させてください。

 

村田 もう、ぜひぜひ。我々の業界って、課題がけっこう顕在化してきていて、人手が足りないとか、食材の値段も、わけわからない値段になってきてる。

笠原 そうだね。

村田 イクラもマグロもそうですし、あとインバウンドの人もたくさん来てくださるけど、そちらに迎合しすぎてもあんまりよろしくない結果になってくるでしょうし、じゃあどうやったらお客さまに日本料理を文化も含めて楽しんでもらえるようにできるか。若い人にもっともっと理解してもらえるようなことをしていかないと、尻すぼみになりますし、いろんな課題が顕在化してるんですけど、その課題をなんとかして解決していかなきゃいけない。たぶん僕らの先輩も解決し続けてきたからいまのこの業界があると思うので、そういう責務というか義務を共有して、ちょっと盛り上げていこうぜっていうのを、やっていきたいと思います。

笠原 若手のリーダーとしてね、ばきっとやってね。