さっそく秀吉像がお出迎え

 長浜駅で降りて橋上の改札口を抜けると、あちらこちらに秀吉(というか『豊臣兄弟!』)のポスターが貼られていた。秀吉さん縁の地なのだから、ここぞとばかりにアピールしておこうという意気込みが伝わってくる。

 

 そのおかげ……というよりは、ちょうど訪れた日は長浜のお祭りの日。そのため、観光客らしき人たちの姿が目立つ。外国人はあまりおらず、多いのはご年配の女性グループかご夫婦といったところだ。まだ外国人には“見つかっていない町”なのだろうか。

 ひとまず観光客の流れに乗って、東口に向かう。駅舎からそのままデッキで繋がっているのが駅前の「えきまちテラス長浜」というビルだ。中には観光案内所や飲食店などが入っているらしい。

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 デッキ下の駅前広場の一角には、秀吉と石田三成の出会いの像。秀吉は長浜時代に子飼いの家臣をスカウトしている。石田三成もそのひとりなのだ。

 ちなみに大河ドラマでは藤堂高虎らとともに“採用試験”のようなものを行っていたが、長浜駅前の像はそれとは違う場面を描く。秀吉と三成の運命的な出会いとして伝わる逸話「三献茶」がそれだ。

 

 鷹狩りの途中に秀吉が休憩のために寺に立ち寄り、茶を所望した。すると、汗をかいている秀吉に最初の1杯はぬるいお茶をたっぷりと。2杯目は少し熱いくらいのお茶をほどほどに。最後は小さな茶碗で熱い茶を。

 この至れり尽くせりのおもてなしをした茶坊主が三成で……というお話である。

 

 まあ、ドラマも三献茶もどちらも真偽のほどは怪しいところ。いずれにしても、秀吉さんと石田三成が出会ったのが長浜時代だったことだけは間違いない。

 

 さて、そんなわけで、えきまちテラスの脇を抜けて町中へと進んでゆこう。