なにやら奇抜なご当地タワーが…
駅前通りを少し歩いたところに、何やら奇抜でレトロな雑居ビルが見えてくる。「長浜タワービル」というらしく、その名の通りてっぺんにはどことなく東京タワーっぽいオブジェが飾られていた。1964年、新しい長浜名物をと建てられたのだとか。
どうしたって目を引いてしまう長浜タワービルの脇の道。この道が、北国街道だ。米原で中山道と分かれて北陸方面へと通じていた江戸時代の大動脈。現代になぞらえるならば、国道8号や北陸本線のルーツということになろうか。
そしてこの北国街道を中心に、江戸の昔の、そして秀吉時代の面影をたっぷりと残した長浜の中心市街地が広がっている。
黒壁スクエアはなかなかの賑わいぶり
とりわけ、北国街道と大手門通りが交わる交差点を中心に、レストランやカフェなどが建ち並び、アーケードの商店街まであって一大観光エリアになっている。
「黒壁スクエア」と名付けられたこのゾーン。京都や大阪といった大都市から1時間以上かかる地方都市とはおよそ思えないような、なかなかの賑わいぶりといっていい。
そんなアーケードの商店街を東に抜けると、長浜御坊表参道という南北の通りに出る。こちらも古い町並がそのままに観光地風情を醸している小さな道だ。そして、北の端には通称“長浜御坊”、真宗大谷派長浜別院大通寺の山門が見える。
誘われるように大通寺の山門をくぐると、境内には大河ドラマ館が設置されていた。
なんとなく立ち寄ってみると、撮影で使用された小道具や出演者のサイン・メッセージ、また撮影の裏側や今後の見どころなどを収めたちょっとしたムービーも鑑賞できる。なるほど、こうして大河ドラマは観光振興にも大いに力を発揮しているのだ。
そしてこのいかにも城下町っぽい町並みこそが、その原点は秀吉の築いた城下町なのである。





