おいしいからと言って、あるいは残してはもったいないというケチ根性ゆえにお腹をパンパンにさせて、その夜、ベッドに入ると、夜中に気持が悪くて目が覚める。つまり、単に食べ過ぎなのです。

 こういうことは若い頃にはありませんでした。どうも還暦を過ぎたあたりから始まったような気がします。そういうときは急いで胃薬を飲み、お腹をさすって自らを戒めます。

「勘弁してくれよ。もう若い頃のように暴飲暴食はできない身体になったんだからね」

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 胃袋が私を叱りつける声が聞こえてくるようです。こうして頻繁に、セーブしたり自分を甘やかしたりを繰り返していれば、大事に至ることなく、精神的ストレスにもならないと思うのですが、甘いかしらね?

すごく美味しくできたクリームシチュー

 先日、クリームシチューを作りました。

写真はイメージ ©getty

 作り方のよくわからない料理は、料理本を見るか、最近はネットに載っているレシピを参考にすることが多くなりました。クリームシチューは今までにも何度か作ったことがあるので、最初はわざわざ検索してレシピを確認するほどのものではないと思ったのです。ただ、このシチューにかぎっては今まで、

「すごくおいしくできたぞ!」

 と自画自賛したことが一度もありませんでした。いつもいい加減に作るせいか、満足のいく出来になったためしがない。

 よし、今回はしっかりプロの教えに忠実に従って作ってみよう。そう思ってネットのレシピ通り作ってみたところ、驚くほど「おいしい!」シチューが出来上がったのです。

 今までと何が違ったのだろう……。しばし考えて、わかりました。