同じ芸能界に生きる先輩への敬意を忘れないリクの律儀さと、それを「本当に力になる弟」「すごくカッコいい弟」と嬉しそうに語る高橋の姿からは、二人の温かい関係性が伝わってくる。
さらに高橋は、リクからアドバイスを求められた際、かつて自分がトップアイドルとして葛藤した経験を踏まえ、こんな言葉を贈っていた。
「何でもリク自身が楽しいと思うことを選んでいってほしい。私もリクが楽しそうに仕事をしている姿を見るのが好きです」
「自分らしさ」を見失いそうになることも少なくない、厳しい芸能界だからこそ「自分に正直に、楽しんで」という金言。実際にスポットライトを浴びてきた立場ゆえの説得力、そして何よりも愛が感じられる。
「自分も仲間も肯定する」リクが放つ“本当の自信”
ステージの上では、キャットラインの鋭い目元でクールに構え、日韓のファンを魅了するエッジのきいたラップと、体幹のブレないダンスを披露するリク。しかし、一度ステージを降りると、そのクールな表情は一転し、お茶目な笑顔を見せる。小気味よい福井弁のツッコミで場を盛り上げるムードメイカーであり、 「グループで誰が一番かっこいいと思う?」と聞かれれば、照れることなく「僕!」と答えるような、愛すべきナルシストキャラ。
しかし、雑誌のインタビューでは「本当は自分に自信がないタイプ」だと本音を明かす。「自信を持てるように『俺カッコいいな』みたいなことを毎日言って、自分をほめるようにしている」というそのポリシーは、自分自身だけではなく、周囲の人にも向けられている。番組の中でも「自信を持つことはいいことです、自信をもって」と仲間を鼓舞していた。自らの「自己肯定感」を高めることで、他人も肯定する、そんな人間性が、日韓のファンを強く惹きつけているのだろう。
23歳、まだリクのアーティスト人生は始まったばかり。時には‟休むこと”や‟立ち止まること”も自分に許しながら、淡々と、しかし着実に歩みを進めていく姿は、K-POPファンのみならず、現代社会で働く人々の胸にも深く響くはずだ。




