暑い日でもさわやかで清潔感を保てる人は何が違うのか。スタイリストの森井良行さんは「『生活感』というノイズを取り除くことが大切だ。たとえば夏はノージャケットになる機会が多いので、『隠れていたアイテム』が悪目立ちする」という――。

写真=iStock.com/bee32 ※写真はイメージです - 写真=iStock.com/bee32

ビジネスで求められる「清潔感」とは

「夏に清潔感を保つには、どんなことに気をつければ良いですか?」

最近クライアントから、そんな質問をいただく機会が増えています。清潔感の重要性については誰もが知るところですが、「どう身につけるか」について論理的に説明できる方は、あまりいないようです。これでは工夫のしようもありません。

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まず清潔感の輪郭をあきらかにするため、「対義語」を考えてみましょう。たとえば清潔の対義語は不潔ですが、不潔感という言葉は聞きませんよね。私は、清潔感の対義語は「生活感」だと捉えています。

つまり夏の清潔感を印象づけるには、薄着における「生活感をゼロにする」こと。そして夏は、身につける衣服の枚数が減るからこそ、隠れていた生活感が露わになりやすいのです。たとえばクールビズの代名詞ともいえるワイシャツ姿は、ノージャケットになるため「それまで隠れていたアイテム」が悪目立ちします。

その代表格が「ベルト」です。

ベルトは「ズボンを留める道具」だからこそ、千切れていなければ「機能としては十分使える」という考えは合理的かもしれません。ですがノージャケットのワイシャツ姿では、ベルトが丸見えになるため、その劣化具合は想像以上に悪目立ちします。

ノージャケットで「一発アウト」アイテム

ちなみに5つある孔(あな)のうち、「真ん中の3つ目で締める」というベルトの着こなしルールをご存じですか。さすがに「真ん中でなければNG」というほど厳格ではありませんが、体形変化によって以前締めていた位置と変わり、古い孔の「跡がクッキリ浮き上がっている」ならば、話は変わります。また「ベルト革のヨレ」や、「コーティングが剥げている」という状態は、あきらかなNGです。