女性の首を絞めて…

 21時40分、古屋の前を1人の女性が通り過ぎた。白いブラウス、黒のスカート、白いズック靴、パーマのかかった髪、歩き方、体つき。全てに見覚えがあった。ふみえに間違いない。

 確信した古屋は彼女の後をつけ、2、3メートルの付近まで接近したとき、「呪ってやる。俺はおまえを呪っているんだ!」と叫びながら、両手で首を絞めつけた。

 そのまま畑に引きずり込み、手拭いで完全に息の根を止める。それでもまだ恨みは晴れず、ナイフで、右の乳房、性器を切り落とした。

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 さらに誰とも関係できないよう性器に布を詰めた。そして切断した遺体の部位を肥溜めに投棄し、神社の境内で就寝。満足したのか、その夜はよく眠れたという。

 しかし、翌日の新聞を開き、古屋は腰を抜かす。自分が殺めた女がふみえではなく、木村江梨子(仮名。同19歳)という全くの別人であると報道されていたからだ。

 信じられなかった。どころか、ふみえがまだ生きていることに絶望と、また会えるかもしれないという淡い期待さえ抱いた。