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「スカートめくりと変わらないですよね」
社会全体で痴漢への厳罰意識は高まっていますが、盗撮についてはどうでしょうか。結論からいえば、盗撮への認識は依然として甘いのが現状です。
性犯罪には「接触型」と「非接触型」があります。接触型とは、相手の身体に同意なく触れる性犯罪です。痴漢、不同意性交(いわゆるレイプ)、小児性暴力、監禁などが、これに分類されます。
「性犯罪」と聞いて一般的に多くの人が真っ先にイメージする加害行為が、この接触型の性犯罪でしょう。
対して非接触型は、相手の身体に触れることなく完結する性犯罪です。盗撮はその代表格で、その他にものぞき、露出、下着窃盗などが非接触型に含まれます。
非接触型の性犯罪は、たとえ被害に遭っても被害者はその事実に気づきにくいので、いざ被害を訴えても「触られたわけでもあるまいし」「大げさだ。自意識過剰なのでは」などと被害が軽視・矮小化されやすい傾向があります。そのため、盗撮の被害者はどうしても泣き寝入りせざるをえません。
当然ながら、「非接触型だから」といって被害が軽いわけではありません。これは以前、とある自治体で講演をしたときの出来事です。
その自治体の要職にある年配の男性が、「盗撮の問題が増えているのはわかりました。でも盗撮って、スカートめくりと大して変わらないですよね」と発言したのです。