「こちらは雑草魂ひとつで這い上がってきた人間」若い慶應ボーイとの関係は…
――コロナですか。
斎藤 そう、コロナで。約1年、学校にも入れない。だからZoomを使ったオンライン授業を受けてました。でも、2年目で学校にも通えるようになって、前年に入学式ができなかった僕らの年代のために「入学生の集い」をやってくれてうれしかったですね。
――同じくらいの年齢の方はいましたか。
斎藤 いました。でも、多分ですけど、そういう人は1回東大とか出て、慶應に来てる人たちでしょうね。
――若い慶應ボーイたちと話は合うものですか?
斎藤 幼稚舎上がりの人も多いんですよ。もうグループが分かれちゃってるから。そういうサラブレッドたちとは合わないですね。もう相手にもされない。
幼稚舎上がりの人とそうじゃない人で、類似点や共通点がまるでない。例えば、向こうは貴族で、こちらは雑草魂ひとつで這い上がってきた人間、みたいな。
――では、幼稚舎上がりじゃない慶應ボーイと仲良く。
斎藤 何人かは仲良くさせていただいて、今でも会ってます。
「勘付いている人はいたんじゃないですか」当初は過去を隠して学生生活を送っていたが…
――どんな会話をするんですか。
斎藤 いや、いたって普通ですよ。こっちは大学に受かったら燃え尽き症候群になっちゃって、講義なんかも頭に入らないようになってしまって(笑)。それで「この講義の内容がわからないから、飯おごるから教えてよ」なんて冗談交じりにお願いしてましたよ。
焼肉とかで飯をおごるだけでなく、遊びとかにも連れていってました。仲良くなった子たちは、バイトしてるような子たちですから。もう喜んでくれて。
――その子たちは斎藤さんの過去も知ってるわけですか。
斎藤 もちろん。最初は言わなかったですけど、2年目のとき、週刊誌に僕の記事が出てバズったんです。それで知られました。
でも言わなかっただけで、その前から勘付いている人はいたんじゃないですか(笑)。
――キャンパスでは、チラチラと小指を見られることは。
斎藤 指は隠してました。僕、組を抜けてから隠す癖を持ってたんですよ。でも、それも週刊誌の記事とかに出ちゃったら、「もういいや」って隠さなくなりました。

