「お袋、オレはもうダメだ……。自殺する。どこか遠いところへ行くよ」

 母親は驚き、西森の妹にあたる娘に連絡し、「自宅を見に行ってほしい」と頼んだ。西森の妹が様子を見に行ったところ、大量の血痕を発見し、警察に届け出たのだ。

 一方、西森はウロウロしただけで死に切れず、A子さんの所属事務所に本名や自宅住所を教えていたため、いずれ犯行はバレると考え、翌日未明に警察署に自首した。西森の身柄は管轄署に引き渡され、殺人容疑などで逮捕された。

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「わいせつ目的ではなかった」

 調べに対し、西森はわいせつ目的の犯行だったことを認めていたが、途中から調書への署名を拒否して、「わいせつ目的ではなかった」と供述を変遷させた。

「背骨を矯正してあげようとしたが、被害者に誤解されて騒がれたので、黙らせようと脅しでちらつかせたナイフでとっさに刺してしまった。

 遺体を傷つけたのは、薬とビールで気が大きくなっていたから。死ぬのは怖くなかったが、彼女の遺体を見ているうちに『お父さんとお母さんに早く連絡して欲しい』と言っているように見えて、それができるのは自分しかいないと思い直し、警察署に自首することにした」