「ドラササ」の登場にびっくり
最後に「ドラササ」が登場したのだが、何とも不思議なメニューである。おにぎりとささみフライが入っているだけのビニール袋をそのままドンと前野シェフに手渡しされたのだ。「これ自分で作ってね」とにっこり。
作り方を教えてもらった。薬味棚にあるゆかり・のりたま・かつおぶしのふりかけをおにぎりにふりかけ、ささみフライと一緒にビニールごと握っていく。
それにお好みでソースやマヨネーズをかけて食べるというメニューである。石垣島の「オニササ」がヒントになっているようだ。これで250円も超お得だ。
まさかこれを自家製しているとは……
2人で満腹になって途方に暮れていると、前野シェフがアルミの大鍋で何かを作り始めている。昆布か茎ワカメ、椎茸、松の実、梅干しの梅肉、かつおぶし、醤油、砂糖、白胡麻などを放り込んで、火にかけて炒っていく。ものの10分もしないうちに完成した。「錦松梅」風の佃煮ふりかけ(以下「錦松梅」)だった。
味見を少しさせてもらったが、しっとりと絶妙のうまさの「錦松梅」だった。「ドラササ」の薬味としてやご飯にかけて食べてもらっているとのこと。立ち食いそば屋で店主が「錦松梅」を手作りしているのは初めてだ。「龍神そば」の実力を目撃することとなった。
お客さんもどんどん入ってきた。2人に挨拶をして「龍神そば」を後にした。「萬福そば」「金そば」「ドラササ」などの独創的なメニューを堪能し、「錦松梅」の調理工程まで目撃できた。1時間もいない訪問だったが、別次元の世界に入り込んでしまったような雰囲気さえある。
接客もフレンドリーで活気がある。「地元に根付いた愛される店にしたい」という2人の想いがよく分かった。「龍神そば」は良店だった。また訪問しようと思う。
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「龍神そば」
住所 東京都西東京市田無町3-4-24
営業時間 7:00~9:00(平日朝の部)/10:30~15:00(平日昼の部)/16:30~22:00(平日夜の部)/11:00~22:00(土・日・祝日)
定休日 不定休
https://www.instagram.com/ryu_jins0ba/





