会社との亀裂を深める一因

 個人的な運転手兼マネージャーとして、タイガーマスクの権利や出演、商品化、将来のビジネスについて助言していたとされる人物だ。新日本とは対立し、とりわけ営業本部長だった新間寿とは激しく反目していたとされる。

 過去の報道によれば、佐山とコンチャの間には、タイガーマスクの活動を広範囲に管理する契約が存在していたとされる。佐山自身、内容を十分に確認しないまま契約書にサインした趣旨の証言を残しており、のちに両者の関係は決裂した。

 そこから「コンチャが佐山を操って引退させた」「新日本から引き抜こうとした」「独立してタイガーマスクを事業化しようとした」といった説も広まった。

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 実際、コンチャが佐山の決断を後押しし、会社との亀裂を深める一因になった可能性はある。先の返上式にも同行していたという。

 しかし、すべてをコンチャが仕組み、佐山が操られていたとみるのは単純にすぎる。佐山にはすでに、結婚問題をめぐる会社への不信と、タイガーマスクを続けることへの迷い、そして新格闘技をつくりたいという明確な意志があった。コンチャはその不満を生み出した人物というより、佐山の決断を加速させた存在と考えるほうが実態に近いだろう。