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source : 週刊文春 2012年8月9日号

genre : ライフ, ライフスタイル, 医療, ヘルス, 社会

「即効性」「大丈夫?」に騙されない適切な改善方法こそ大切

 さらに、体質別の未病先防という概念を消したのは国策である。遣唐使の時代から、日本では独自に漢方が研究され、普及してきた。しかし、明治政府は「富国強兵」という国策を打ち出し、傷兵の治療に即効性のある西洋医学のみを医師の国家試験に指定した。

 20年ほど前から欧米で漢方の研究が進むと、2004年、日本政府はようやくすべての医大のカリキュラムに取り入れた。ところが09年、鳩山政権は、行政刷新会議の事業仕分けで、漢方薬を医療保険の適用対象から外そうとしたのだ。

 その一方で、日本人は「性」について、体質以上に気にするものがある。前章(「褒められるセックス」を叶える4つのプロセス)で紹介した女医の宋美玄氏のもとに、NHKの『セカンドバージン』の影響か、中高年の女性の相談が増えたと言う。

「どうしても夫としたくないが、しないと病気になるのかという相談です。中高年もセックスをしているということを知って、急に慌てる人が多いんです」

©iStock.com

 結局、他人を気にするというのが、日本人の体質なのかもしれない。サンプラザ中野くんはこう言うのだ。

「僕が痩せると周囲は『大丈夫か?』と言う。それまでは『痩せた方がいい』と言っていたのにね。みんな、型にはめ込もうとするんです。そこに流されちゃうのがいけないんですよ」

次回「性欲減退・ED」のメカニズムに迫る

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