そして、「AVALANCHE~雪崩~」の出版は、悲しいことに彼女らの対立のきっかけとなってしまったのです。本書を巡って、ファン同士の感情が大きなうねりとなって行き交い、決して一様ではない彼女ら(彼ら)の思いやそれぞれの立場の違いが、白日の下にさらされました。手越さんへの擁護の気持ちが芽生えている人もいれば、怒りや悲しみを胸に抱いている人もいます。
争点は「AVALANCHE~雪崩~」が“暴露本”か否か。まず狼煙を上げたのは、1)手越担です。
(編集部註:ファンからの投稿は一部読みやすく編集しております)
「暴露本じゃなくてフォトエッセイ」
《手越くんの本は暴露本じゃなくてフォトエッセイです。本人だって暴露本じゃないって言ってるのに、勘違いしている人が多くないですか? 手越くんのことを嫌いなら気にしなくっていいし、読まないでほしい。自分の推しだけ気にしてればいいと思います》
この方は手越さんのすべてをお好きなのでしょう。スキャンダル報道の多かった手越さんですが、四の五の言わずにまるっと信じて付いてきてくれる、手越さんにとっては誠に心強い存在ではないかと思います。猪突猛進な直球愛を感じます。
これに対して、すぐさまこんな投稿がありました。
《受け取った側の人間が『これは暴露本だ』と思ったらそれは暴露本になり得ると思います。他のメンバーのフルネームを記載し、ポジティブではない表現もあるとうかがいました。自担の名前が記載されていたのですごく気になります。頭の中がそのことでいっぱいになってしまい『見なければいい』は不可能です。自分の好きな人がボコボコにされている事実を知ったら、駆けつけたくなってしまうのが心理です》
本書には手越さんが関わった人たちが実名で登場していて、NEWSメンバーの名前も挙がっています。いくら手越さんの著作であっても、推しを俎上にのせられたら、それはもう“自分事”になってしまうのです。
4)NEWS担かつ手越以外担、5)手越以外担からすると「推しのことを好きに書かれた」と受け取っても仕方がありませんし、3)NEWS担にとっても釈然としないものがあるでしょう。