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連載サウナ人生、波乱万蒸。

2020/09/12

日本でも有数な職人たちが『江戸遊』に携わっている理由

 江戸遊という粋な屋号、可愛らしいロゴマーク、そしてリニューアルオープンで完成した個性的でデザイン性の高い外観。江戸遊には平井社長のこだわりと秘められた想いがこもっている。

「『江戸遊』のロゴの“江”って漢字をよく見ていただくと分かるんですが、右側の“エ”の縦棒が温泉マークの湯気みたいになってるんです。可愛いでしょ?(笑) これは日芸時代の同級生の紹介で、とても信頼できる人にデザインしていただいたんです。

 あとは今回のリニューアルでデザインにこだわった外観や内装も、日本で屈指の設計事務所さんにご相談したところ『ぜひ自分にやらせてほしい』とベテランの方が言ってくださったんです。その方もたまたま地元の墨田区の方で、創業から『江戸遊』の大ファンだったそうで。これもありがたいご縁です。才能に溢れる方々に助けられ、本当に感謝しています」

個性的で、デザイン性の高い外観が目を引く。鉄板に打たれた青海波は、一度見たら忘れない 

「温浴施設こそ現代の女性に必要なものだと思ったんです」

 女性とサウナの地位向上に尽力してきた平井だが、そこには並々ならぬ決意と熱い思いがある。

「男性が遊ぶ場所はいくらでもあるけれども、女性が息抜きする場所というのがないと思います。結婚して子育てする中で辛い日はあるし、独身だって仕事に疲れます。そういう女性たちを癒してくれる場所を作りたいなと。かつてはイメージにつられてなかなか女性に浸透しなかったけれど、温浴施設こそ現代の女性に必要なものだと思ったんです。

 自分の生まれた土地で開業したのは、どうにか間違ったイメージを払拭したかったから。この土地でやるということは、健康に貢献する健全な施設だという確固たる自負がなければできません。だから、この『江戸遊』をきっかけに、誰もがサウナや温浴施設に安心して入れて、健全に過ごすことが当たり前になるといいなと。それには街に融合した外観へのこだわりや、お客様に安全を提供する施設運営を目指さなくてはいけないと思っています。

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