同じくSM所属のf(x)のメンバー、ルナの「アイドル水」は製品化もされたヒットアイテムだ。体のむくみを瞬時に取ってくれるという触れ込みの飲料で、水500ccに緑茶ティーバッグ1個、砂糖ティースプーン2杯、レモン1/4切れを入れて作る。「アイドル水」を随時飲めば、緑茶に入っているポリフェノール成分が解毒や抗菌の働きをして、レモンのビタミンCと糖がむくみを取る効果があるという。ただ、空腹時には胃に負担をかけるので飲まないほうがいいそうだ。
日本人メンバーも「7日間、唾液を吐き出した」
デビューする時、さらには休養からのカムバックを控えている時には、急激に減量しなければならないK-POPアイドルたち。そのため、身体に無理をきたすほどの厳しいダイエットに苦しめられるケースも多い。
NiziUの“姉貴分”にあたるJYP所属の人気グループTWICEの日本人メンバーであるモモは、2018年5月、同じTWICEメンバーのジヒョが運営するインターネット放送「ジヒョのキャンディ・ナイト」に出演して、衝撃的なダイエットのエピソードを披露した。
モモは、デビューを目前にして、所属事務所から「1週間以内に7キロ減量に成功できなければ、ショーに出られない」という通告を受けた。そのためモモは、7日間、断食と運動という“死のダイエット”に突入したという。
体中の不純物をすべて抜くため、唾液も飲み込まずに吐いた。7日間、氷だけを食べてダイエットに挑戦したが、結局7キロの減量に失敗。モモは「3日だけ時間がほしい」と頼んで、やっと減量に成功したと話した。
モモは「寝ようと横になると二度と起き上がれなくなりそうで、怖くて涙が出た」と、当時を回想した。現在は、22インチ(約55.9センチ)のウエストサイズを維持し、女性たちのダイエットへの意欲を燃やす“ワナビースタイル”の持ち主となっている。
完璧なプロポーションを誇るAOAのソルヒョンは、デビュー初期の体重が50キロを超えたことでマネージャーに叱られ、厳しいダイエットをした結果、47キロまで体重を減らした。
韓国の芸能情報番組で紹介された当時の彼女のメニューは1日1食。「サツマイモ1個+鶏ムネ肉1つ+ゆで卵1個」で計415キロカロリーだった。ソルヒョンは「身長167センチなのに、会社から48キロまで体重を減らすように言われ、歌手を辞めようかと考えたこともある」と、ダイエットにまつわる悩みを明らかにしたが、現在はダイエットに成功したことで、広告界で大活躍する人気アイドルとなった。