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【競馬:アーモンドアイ】
今年はターフの女王も惜しまれつつ引退した。日本馬として歴代最多の芝G1レース9勝、獲得賞金も歴代1位の19億円超えを記録した最強牝馬・アーモンドアイだ。ロードカナロアを父に、フサイチパンドラを母に持つアーモンドアイは、デビューからわずか6戦で牝馬三冠を達成。3歳にしてジャパンカップも制し、その勝ちタイム2分20秒6は2400メートルの世界レコードだった。
5歳になった今年、天皇賞(秋)の勝利で芝G1レース8勝目をマークし、テイエムオペラオーやディープインパクトなどが持っていたそれまでの最高記録「7勝」を更新。そして11月29日に引退レースとしてジャパンカップに出場した。同レースには、今年の無敗の三冠馬・コントレイルや、無敗の三冠牝馬・デアリングタクトも参戦。3頭の三冠達成馬が同一レースで顔を合わせるのは日本競馬史上初のことで、「最強馬決定戦」と話題になった。
大きな盛り上がりの中、1番人気に支持されたアーモンドアイは圧巻の勝利を収め、有終の美を飾った。12月19日には中山競馬場で引退式が開かれ、多くのファンが別れを惜しんだ。