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【大相撲:琴奨菊】
36歳で関取最年長だった元大関・琴奨菊は11月15日に引退会見を開き、度重なる怪我との闘いの末、「体が言うことを聞かず、終わりかなと思って決断しました」と語った。2011年の9月場所で12勝3敗の成績を残して大関に昇進し、2016年1月場所では鶴竜・白鵬・日馬富士の3横綱を破って初優勝。しかしそれからわずか1年後、2017年の1月場所を5勝10敗で終えると、大関から陥落した。
現役最後の一番となった11月13日の千代ノ皇戦では、取り組み前に大きく上体を反らす「琴バウアー」を3年ぶりに披露。幕内在位は歴代7位の92場所、幕内勝利数は歴代6位の718勝。数々の記録を残した琴奨菊は、今後は指導者として相撲界に貢献したいと語った。