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【野球:岩隈久志】

岩隈久志(2009年撮影) ©文藝春秋

 1999年に大阪近鉄バファローズからドラフト5位指名を受け、プロ野球人生をスタートさせた岩隈久志。2004年にはエースとして最多勝と最優秀投手のタイトルを獲得する活躍を見せた。同年のプロ野球再編後には東北楽天ゴールデンイーグルスへ移籍。大阪近鉄バファローズ最後の開幕投手、そして東北楽天ゴールデンイーグルス最初の開幕投手になった。

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 2009年の第2回WBCでは松坂大輔、ダルビッシュ有とともに“先発3本柱”の一角を担い、決勝の韓国戦でも好投を見せた。メジャー挑戦後はシーズン2桁勝利を3度マーク。2019年からはNPBに復帰し読売ジャイアンツに入団するも、右肩の怪我を克服できず、2年間一軍登板ができないまま、今年10月19日に引退を発表した。日米通算170勝をあげた球界のエースは会見で「いずれは野球の伝道師であれるような存在でいたい」と語った。