文春オンラインで、『ちょっとじゃないわよ! 超かわいいのよ!!』千葉雄大(31)が自ら暴露した”腹黒王子”の内面《舞台「ポーの一族」アラン役》や、《NEXT「おっさんずラブ」《NEXT「おっさんずラブ」》“BLすぎる”「チェリまほ」スパダリ町田啓太×子犬の赤楚衛二がTwitterトレンド世界5位に入ったワケなどの記事を執筆するドラマ評論家・ライターの田幸和歌子氏。

 日夜、数々のドラマや映画をチェックしている田幸氏だが、著名人に直接インタビューすることも多く、これまで200人以上の俳優をインタビューしてきたという。そのなかで、出演する作品数は多いのに知名度が低い俳優が気になっているのだという。彼らはなぜ、いま一歩のところでブレイクできないのか。その理由を「文春オンラインTV」で解説してもらった。

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”ブレイク”の定義は記事の露出度合い

――「もっと売れていいのに俳優」TOP5ということですが、作品にはたくさん出演しているのに、大ブレイクには至ってないという俳優ということでしょうか?

田幸 はい。たくさん作品に出ているけど、実力からして、もっとキャーキャー言われていいというか、演技の場以外でもっと注目されていいはずなのにという方たちですね。

「文春オンラインTV」より

――「文春オンラインTV」の視聴者から「ブレイクしている俳優の定義を教えて」と質問が来ていますが、いかがですか?

田幸 その人の記事がいかにたくさん出るかというところがあるなと思います。たとえば中村倫也さんはまさにそうですが、出演作が放送される前日や当日にその俳優さんの記事がブワーッと出まくることがあるんです。そういう方は売れ切っている感じがありますね。そういう意味でいくと、「もっと売れていいのに俳優」は、いい仕事をしているのに記事になることが少ないんです。

 最近でそれを一番感じたのが「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい」(テレビ東京系)、通称「チェリまほ」です。主演の赤楚衛二さんと町田啓太さんが素晴らしかったので、「チェリまほ」企画は色々な媒体に提案していたのですが、唯一書かせていただいたのが文春オンラインさんだったんです。

――ありがとうございます(笑)。

田幸 思えば「おっさんずラブ」(テレビ朝日系)もブレイク前は企画が通らなかったのですが、ある時からボンボン通るようになったことがありました。ですので私の中では、その人がブレイクしたかどうかは記事量が大事な判断基準になっています。