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なぜアレとコレが合体?「アジアの衝撃いんちきおもちゃBEST20」鬼滅のピカ、腰振りネズミ、激渋ネコ型ロボット…

2021/03/07

2位:【狂気のネコ型ロボット】

正式名称:Happy Drummer Cat Adventurer
発見場所:中国
発見時期:2009年ごろ

2位【狂気のネコ型ロボット】Happy Drummer Cat Adventurer
2位【狂気のネコ型ロボット】Happy Drummer Cat Adventurer
2位【狂気のネコ型ロボット】Happy Drummer Cat Adventurer

 ネコのようなキャラクターが太鼓を叩いていると突然顔が左右に開き、中央から鼻が伸びてゾウになる……と、文字で説明すると意味がわからないですが、実物を見てもよく意味がわからないおもちゃです。青と白のカラーリングと丸っこいデザインはドラえもんに似ていますが、細部は全く違うという、「いんちきおもちゃ」の定義をしっかり押さえたいんちきおもちゃの至高だと思っています。

 アジアおもちゃ仲間の友人が中国で見つけてきて、僕も慌てて現地まで探しに行きました。ネットやテレビで紹介されたことで一般でも話題になり、有名なミュージシャンのかたなど芸能人も入手したようです。

1位:【鬼滅のピカ】

正式名称:鬼滅の刃
発見場所:中国
発見時期:2021年

1位【鬼滅のピカ】鬼滅の刃
1位【鬼滅のピカ】鬼滅の刃
1位【鬼滅のピカ】鬼滅の刃
1位【鬼滅のピカ】鬼滅の刃

 日本で爆発的なヒットとなった『鬼滅の刃』は中国などアジアの各国でも話題になり、すぐにいんちきおもちゃが作られました。コロナの影響で中国の玩具店に行くことはできなかったんですが、現地の友人が見つけてきてくれたのがコレです。『鬼滅の刃』のキャラクターとピカチュウをミックスしたデザインのフィギュアで、この4種類の他にもどんどんバリエーションが増え続けています。

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 このフィギュアは現地でもオタク向けの商品なんですが、今後も人気が続けば「目を光らせながら電動で歩くロボ炭治郎」とか「車に変形する禰豆子」のような商品も出るかもしれないですね。早く新型コロナが終息して、アジアのおもちゃ屋にいんちきおもちゃを探しに行ければいいんですけど。

◆◆◆

 ここで紹介したアイテムをはじめ、どこかで見たようなよく見ると何だか違う世界のいんちきおもちゃを紹介した本『いんちきおもちゃ大図鑑』1巻~3巻(パブリブ)が絶賛販売中です。

文=いんちき番長
構成=清談社

新版いんちきおもちゃ大図鑑: 中国・香港・台湾・韓国のアヤシイ玩具

いんちき番長 ,アングラ, 加藤

パブリブ

2017年4月10日 発売

なぜアレとコレが合体?「アジアの衝撃いんちきおもちゃBEST20」鬼滅のピカ、腰振りネズミ、激渋ネコ型ロボット…

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