文春オンライン

特集観る将棋、読む将棋

「私も詰将棋を愛しています」山根ことみ女流二段が初のタイトル戦で楽しみにしていること

「私も詰将棋を愛しています」山根ことみ女流二段が初のタイトル戦で楽しみにしていること

山根ことみ女流二段インタビュー #2

2021/04/26
note

持ち時間が長い将棋を指してみたいという気持ちは強く持っています

――白玲戦に清麗戦と大きな女流棋戦が増え、対局数が増えました。特に山根先生はよく勝たれていたので、2020年度の対局数は42局。女流対局数ランキングで2位でした。これだけ対局が多いのは大変ではなかったでしょうか。

山根 いえ、たくさん対局できるのは本当に嬉しいことでした。対局が多ければ多いほど成長できると思っていて、10年後もたくさん指していたいです。以前は負けると1カ月対局がないこともたびたびでした。白玲戦は順位戦形式になるのですごく対局数が増え、本当にありがたく、みんな「目指すはA級」と思ったのではないかと。私はリーグで1敗してしまったので、残りを頑張らなくてはいけません。

 

――男性棋士との対局については考えていますか。女流王位になれば王位と記念対局できるし、多くの男性棋戦に参加できます。また、これだけ活躍されたので、女流枠が多い男性棋戦ならタイトルの有無にかかわらず参加できる可能性もありますね。

ADVERTISEMENT

山根 まだどういう条件なら男性棋戦に出られるかは調べていないのですが、持ち時間が長い将棋を指してみたいという気持ちは強く持っています。夕食休憩がある将棋を指したい。女流棋戦で時間が短いと、序盤で焦りが出てしまいます。終盤にも残しておきたいし、たっぷり考えることが難しい。持ち時間が5時間の将棋で、序盤で3時間くらい考えてみたい。

 女流棋士になったときに、タイトルを獲りたいとどのインタビューにも答えていました。挑戦で一歩近づけたと思っていますが、さらに上を目指せればと思っています。

写真=鈴木七絵/文藝春秋

◆ ◆ ◆

 山根ことみ女流二段を将棋大会に誘った藤岡隼太さんが登場する「東大将棋部と藤井聡太」、同じ愛媛県出身の黒田尭之五段らによる「県に一人だけ!? 棋士・女流棋士座談会」は、文春将棋ムック『読む将棋2021』(全144ページ)に掲載されています。人気棋士のインタビュー、コラム、マンガが一冊にまとまった、観る将ファンに向けた決定版です。

文春将棋 読む将棋2021

 

文藝春秋

2021年3月9日 発売

INFORMATION

 山根ことみ女流二段から頂戴した「希望」と揮毫された色紙を1名様にプレゼントします。

 プレゼントを希望される方は、文春将棋のTwitterアカウントをフォローした上で、こちらのツイートをリツイートしてください(※応募〆切は、5月3日23:59まで)。厳正な抽選を行った上で、当選者にはDMでご連絡を差し上げます。

この記事を応援したい方は上の駒をクリック 。

「私も詰将棋を愛しています」山根ことみ女流二段が初のタイトル戦で楽しみにしていること

X(旧Twitter)をフォローして最新記事をいち早く読もう

文春将棋をフォロー