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7位 つばめグリル(東京)
つばめグリルが創業した1930年は、東京から神戸までの特急「つばめ号」が走り始めた年でもある。その名前にちなんで「つばめグリル」という店名になったのだという。現在は品川駅の高輪口にある品川駅前店を旗艦店とし、東京と神奈川でチェーン展開するハンバーグレストランだ。
つばめグリルを一躍有名にしたのが、ハンバーグ(つばめグリルの言い方でハンブルグ)をアルミホイルに包み、ビーフシチューと共に包み焼きにした「つばめ風ハンブルグステーキ」。今では全店で1日6500食も出る人気メニューだという。運ばれてきたつばめ風ハンブルグステーキのアルミホイルにフォークを突き刺すと、中からブシュッと湯気が立ち上がる。この瞬間、テンションが上がらない者はいない。
ハンバーグの旨味はアルミホイルで完全に閉じ込められ、そこにコクと少しの酸味のあるビーフシチューが合わさると、今まで経験したことが無いレベルの旨味の洪水がやってくる。ハンバーグは中までしっかりと火が通り、適度な噛み応えがある。
そしてビーフシチューと共に煮込まれてホロホロになった牛肉が、ハンバーグとは対照的なアクセントとなっている。このホロホロ肉がまた絶妙な旨味を醸し出しており、これがあってこそのつばめ風ハンブルグステーキであることは間違いないだろう。