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2021/05/03

genre : ライフ, グルメ,

3位 ハングリータイガー(神奈川)

3位「ハングリータイガー」保土ケ谷本店 (横浜市保土ケ谷区) ©BUBBLE-B

 神奈川が誇るステーキ&ハンバーグレストラン「ハングリータイガー」。横浜で創業したのは1969年、“ファミレス”がまだ日本に定着していないような時代。そして今でこそ牛肉100%のハンバーグを提供する店は全国にあるが、このスタイルもハングリータイガーが創始店だ。最盛期には都内も含め最大33店舗にまで店舗数を増やしたハングリータイガーだが、O-157問題とBSE騒動で3店舗まで激減するという激動を経験。しかしその後は着実に信頼と人気を取り戻し、現在では神奈川を中心に11店舗で運営されている。

3位「ハングリータイガー」保土ケ谷本店の店内 ©BUBBLE-B

 広いフロアの中心にそびえ立つトーテムポールがエキゾチックな保土ケ谷本店。写真左手にあるグリルでは、チャコールマンと呼ばれる焼き専門のシェフにより次々とステーキとハンバーグが焼かれている。チャコールマンは店の司令塔のような役目だという。

3位「ハングリータイガー」の「オリジナルハンバーグステーキ」(1,490円) ©BUBBLE-B

 大きなプレートで運ばれてきたのは、伝統の「オリジナルハンバーグステーキ」。目の前で真っ二つにカットされ、それぞれが鉄板に押しつけられるという“儀式”も、ハングリータイガーから始まった。

3位「ハングリータイガー」。このソースこそがハングリータイガーのキャラクターだ ©BUBBLE-B

 ハンバーグにかけられたソースが独特だ。グレイビーソースといって肉汁を元に作られたものだが、その製法は当然ながら社外秘だ。甘さが少なく苦味とコクのある奥深い味で、他のハンバーグ店とは大きく異なるテイストは、まさに「オトナの味」だ。

3位「ハングリータイガー」。中までしっかり火が通っている ©BUBBLE-B

「オリジナルハンバーグステーキ」はレアハンバーグではなく、中までしっかりと焼かれている。オーストラリア産牛肉100%の粗挽きということもあり、噛み応えはそこそこハード。しっかりと肉を噛むと、旨味が口の中で無限に広がる。オリジナルのソースと共にゆっくりと味わっていると、日本における牛肉100%ハンバーグの歴史そのものを食べているような、極上の時間が流れる。