文春オンライン

2021/07/29

――そして今や結婚生活15年目。結婚式を経て、初めの頃はどんな感じでしたか?

太陽 記者会見を5月に開いて、7月に結婚式を挙げて、と何もかも急ピッチでした。本当は友だちを大勢呼んで盛大にやりたかったよな。

希美 そう、小さい頃から思い描いていたようなキラキラした結婚式じゃなくて、こぢんまりとした式でした。私が妊娠しているから早めに切り上げますねって言ってたはずの神父さんの話が、1時間たっても終わらなくて(笑)。

太陽 とにかく長かった! っていう思い出です(苦笑)。その頃の彼女は、初めての妊娠で身体の変化についていけなくて。「お腹を蹴られて痛い」って夜中によく泣いていたよね。

※写真はイメージです   ©iStock.com

希美 当時は両親と離れて住んでいたし、周りの友だちは遊んでるしで、相談できる人もいなくてホント孤独でした。つわりもひどくて、初めての妊婦生活は辛かった印象しかないです。

太陽 僕は、自分だけが違う世界に入ったっていうのがキツかったなあ。結婚前は友だちを一番大切にしていた生活だったので。妻と子どもっていう、友だち以上に大事な存在ができても、変わらず誘いは来る。本音では行きたいけれど、妊娠と育児に奮闘している妻を置いていくわけにはいかない、という葛藤がいつもありました。それでのんと衝突してはなんとか仲直りする、ということを繰り返していましたね。

離婚危機を救ってくれた京都旅行

希美 彼の葛藤はわかっていたけれど、私は私で大変すぎて。行かないで! って必死でした。

太陽 それから2人目が生まれて、結婚3年目にして離婚寸前までいってしまった。お互いに「少し離れたほうがいいんじゃないか」と親を交えて話し合いをしたこともありました。ただそこで原点に立ち返って、僕は妻としてではなく、1人の女性としての希美が好きなんだ。だったらそれを大事にしようと決めました。のんはもう、自分の人生の一部になっていたから、自らそれを捨てることはあり得ない。ならば、距離を縮めていかなければ! と、誕生日や結婚記念日はめちゃくちゃ気合を入れてお祝いしました。それから、2人で京都旅行に出かけることを提案したんです。

希美 あの頃は毎日ぶつかってばかりでした。夫婦の危機だから、ということで両親に子どもたちを預けて行ったんですが、人生で一番楽しい京都旅行になりました。

太陽 2人きりで電車に乗って京都に行って、山に登って、鴨川沿いを散歩して、川床で美味しいものを食べて……。でもどんな話をしていても、結局は子どもの話になってた(笑)。

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