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「ああ、僕も読んだけれど、確かに企画の視点が甘いね」
これでは身も蓋もなく、彼女は反感を覚えるだけです。この先、あなたに相談はおろか、話しかけることさえしなくなるかもしれません。
「そうかぁ、○○さんは、一生懸命考えていたもんな。ただ、あそこの視点をこう変えてみてはどうだろう?」
頑張ったことや努力をまずは認められると、女性は次の提案をすんなり受け入れるし、あなたに今後も信頼を寄せるのです。
なお、〈A〉の回答でさらに、
「あー……僕、アニメは見ないんですよね。見るのはアクション映画ばかりで。この間見た映画では、トム・クルーズがすごくて……」
など、自分の見解で相手の話を終わらせるに留まらず、自分の土俵へと話をもっていくのは、もってのほか。さらによくないパターンとなります。
共感も感想もない〈B〉の回答もNG
〈B〉の回答は一見、相手の話を受けているように見えますが、これも不正解です。なぜなら、そこには共感も感想もないからです。この回答で男性がしているのは、確認だけ。
(提議)私はジブリ映画が好き→(確認)了解→以上
女性には、あなたがそれを聞いてどう思ったのかが全く伝わっていません。その回答でわかったことといえば、男性が自分の話を聞いていたらしいということだけ。
ジブリに興味があるかどうかはもちろん、「ジブリの世界が好きだなんてかわいい女性だな」と思われたのか、「アニメが好きってことはオタクなのかな」と思われたのか。自分の答えが男性に与えた印象も見えず、不安になる女性もいるでしょう。
しかも回答を受け流し、「他には?」と、次の話題を始めようとしているのです。