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同じアジを泳がせていても、釣れる人が限られている。これは運ではなく実力なのだろう。未だ青物を釣ったことがない私には、この「0」と「1」の差が果てしなく遠いような気がした。
隣の釣り人が、親切に「君が釣った時は俺がタモで魚をすくってあげるから心配するな」と言ってくれたが、すみません私はタモ入れの機会すら与えてもらえなかったです。
ヒラマサチャレンジ完敗。
魚種が豊富な島根の海
12月中旬にも関わらず、底物から青物まで多様な魚種を見ることができた。
それは日本海側を北上する対馬暖流によって、真冬でも海水温が下がりきらず暖かい状態が続くからだろう。多くの魚の活動限界である水温10℃前後を下回らない暖流の恩恵は大きい。
地元の方が言うには、浜田の海のポテンシャルはこんなもんじゃないそうだ。
メバル、イサキ、メジナ、クロダイ、アオリイカ、キジハタ……。1年を通してあらゆる魚が釣れるという。
今回の釣行は、画竜点睛を欠いたというと贅沢になるが、最後にヒラマサが釣れれば申し分なかった。しかし、念願のイシダイを釣ったり、日本海でもアジが釣れたことは非常に嬉しかった。
ヒラマサには、またいつかチャレンジしたいと思う。