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ぶっこみ釣りの餌にしてみると海のギャングが…!
この異物はブロックによって変わり、小イカが入っていることもあれば、ギンポのような魚が大量に入っていることがある。
かき集めた異物の臭いを嗅いでみると……臭い!
強烈な刺激臭が鼻腔に突き刺さる。アミエビに漬け込まれたことで発酵して酸っぱさが際立っていた。しばらくの間、鼻に付いて離れない不快な状態が続いた。
しかし、臭いということは集魚効果は最高レベルに達しているのではないか……(希望的観測)。大きな針に掛けて堤防から投入してみた。
しばらく経っても反応がなく、さすがに臭いが強ければ集魚効果が高いというのは安直な発想かと思っていたところ、竿先に反応が出た。わずかに揺れる程度だったが、合わせてみると重量感のある手ごたえを感じて大型魚を確信した。
そして、上がってきた魚はウツボだった。
漁港に破棄された魚などを捕食するウツボにとって、アミエビモンスターはごちそうだったのだろう。300円程度のアミコマセで豪華なウツボ鍋までできたので一石二鳥であった。
また夜のぶっこみ釣りに使用すれば、マアナゴや根魚も釣れそうだ。実際、スズキやタコが釣れたという報告もあり、大きなポテンシャルを秘めた釣り餌に違いない。
本来サビキ釣りの餌である冷凍アミエビブロックで+αの釣りが楽しめるなら不純物も立派な餌であろう。私が確認しただけでもギンポ、イカ、タチウオ、その他小魚が入っておりガチャ感覚で楽しむこともできる。