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川岸に生えた「草」で釣りをしてみた

 先ほどのウツボとは正反対に植物を主食とする魚もいる。特にコイ科の草魚(ソウギョ)は、名前に「草」が付くことからも生粋のベジタリアンである。

 岸際に生えたアシが上げ潮により水没すると、柔らかい葉っぱを喉にある咽頭歯で器用に擦って食べるのだ。また川面に頭を突き出して、水に浸かる前のアシまで捕食するほど地上の餌を求めている。いつか足(アシ)が生えて陸上生活する日も近いのではないか。

ソウギョの噛み跡

 私も昨年、1メートルを超えるソウギョにロマンを求めて釣りに向かった。釣り方はアシの葉を束ねて3本の針にかけて川に投げ込むだけだが、普段は海釣り中心の私からするとまったく奇想天外な釣法であった。

川辺に生えている草
実際に投入した餌

 本当に草で魚が釣れるのか? 数日間張り込んだ結果、104cmのソウギョを釣ることができた。

アシを餌にソウギョを釣り上げた

 ソウギョは決まった回遊コースを持つので、アシを川に沈め翌日かじられた跡があれば、再び回遊してくる可能性が高い。餌代はタダなので是非挑戦してみて欲しい。

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